【国際】大丸心斎橋店 南館インバウンドセンター3階 ポップカルチャー常設店「Salon de MANGA Culture」
クライアント
株式会社アンシャントマン(出店先:大丸心斎橋店 南館インバウンドセンター3階) 業種
百貨店・インバウンド向け物販 サービス内容
ポップカルチャー常設店の企画と運営。店舗づくり、商品構成、複製原画の展示、イベントスペースの運用、多言語での売場表示 目的
訪日外国人観光客へ日本のマンガ文化を発信し、大阪国際マンガグランプリのアンテナショップとして機能させる ターゲット
心斎橋を訪れる訪日外国人観光客 メディア
常設店舗61.6平方メートル、複製原画展示、イベントスペース コメント
大阪・心斎橋。大丸心斎橋店の南館インバウンドセンター3階に、私たちが企画し運営したポップカルチャーの常設店「Salon de MANGA Culture」がありました。2015年12月26日オープン、61.6平方メートルの常設店です。
海外のお客さまに日本のマンガ文化を届けたい。そう考えて動き出したとき、最初にぶつかったのは催事の限界でした。数日で終わる物産展や期間限定の売場では、熱が続きません。
そこで、必ず人が通る場所に常設で構えることにしました。エスカレーター前の回遊通路。目的の売場へ向かうお客さまが、いやおうなく前を横切る場所です。
南館の入口を入り、エスカレーターを上がって3階。館のフロアガイドには「3F 大丸名品店・スーツケース・マンガカルチャー」と、私たちの店名が並びました。日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語で、です。百貨店の案内板にマンガの文字が載る。それだけで、海外から来られた方の足は自然に3階へ向きました。
言葉も通貨も違うお客さまに、棚の前の数秒で伝わるかどうかがすべてでした。日本製の生活雑貨には「made in japan/日本製」の札を添える。キャラクターの立体物には税抜と税込を並べて書く。説明を読まなくても、見ただけで判断できる売場にしました。
そして、売場に立つのは人でした。カウンターの奥で待つのではなく、通路に近い場所に立ち、目が合えば手に取っていただけるよう案内する。中国語でも英語でも、まず一言かけられる体制をつくりました。エスカレーターを上がってきたお客さまの流れが、そのまま店内へ入ってくる導線です。
そしてこの店は、グッズを並べるだけの店にしませんでした。店内に複製原画の展示スペースとイベントスペースを持ち、商品と作品を同じ場所で見ていただける形にしています。ドラえもんの立体物、アニメのアパレル、キミドール、宝石でできた原画。マンガを入口に、日本のものづくりへ手が伸びる導線をつくりました。
忘れられない日があります。フランスから来られたお客さまが店に入ってこられ、棚の作品を指さしながら作品名を口にされ、最後は肩を組んで写真を撮ることになりました。日本語はほとんど通じません。それでも通じるものがありました。マンガは、私たちが思っている以上に遠くまで届いていました。
海外のお客さまが最初に足を止めるのは、説明ではなく絵です。
この店は1年間の期間限定の出店で、現在は営業していません。それでも、あの売場で確かめられたことは残りました。日本語が読めなくても、絵の前では足が止まるということです。
私たちは、マンガを描いて終わりにしません。描いた絵がどこに置かれ、誰の前を通り、どの数秒で伝わるのか。そこまで一緒に考えます。海外への発信、インバウンド売場づくり、展示会や店頭での見せ方でお困りでしたら、一度お聞かせください。