【ものづくりワールド大阪2026】「うちには関係ない」と素通りされがちな物流に、3日間で15件のご依頼|誠幸運輸倉庫株式会社さま 展示会マンガプロジェクト
クライアント
誠幸運輸倉庫株式会社さま 業種
物流・倉庫(倉庫保管・運送) サービス内容
展示会マンガプロジェクト(マスコット・展示会マンガ2編・ショートアニメ・ブースグラフィック・アンケート設計) 目的
触れて試せない物流のサービスを、製造業の来場者にご自分の悩みとして受け止めていただき、お試しから取引への入口をつくること ターゲット
製造業の出荷・物流のご担当者と決裁者 メディア
出展ブース(背面・側面グラフィック)、等身大パネル、マンガ冊子、ショートアニメ、アンケート、オリジナルコースター コメント
2026年10月7日から9日まで、インテックス大阪で開かれた「ものづくりワールド大阪2026」。倉庫と運送を手がける誠幸運輸倉庫株式会社さまが、マスコット「セイコちゃん」と展示会マンガで出展しました。3日間の来場者アンケートは71件。会期中に見積りのご依頼が4件届き、15件(21%)が、見積り・お試し運送・無料保管のご依頼に進みました。キャラクター、マンガ、アニメ、衣装の要員という組み合わせが、製造業どうしのBtoBの展示会でも十分に通用した3日間です。
【3日間の記録】
たとえば、こんな場面です。
設備を見に来た製造業の方が、通路でふと足を止めます。目の前には、旗を掲げた等身大のセイコちゃん。手渡されたマンガには、製品の置き場が足りずに頭を抱える出荷担当者の姿が描かれ、横のテレビでは同じ物語がアニメで流れています。
「これ、うちの工場の話だ」。アンケートの「置き場に困っている」に自分で印を付け、そのまま「倉庫スポット保管10日間無料を検討したい」に進む。
「うちには関係ない」と素通りされがちな物流のブースで、3日間、こうした一歩が積み重なりました。
【製造業の展示会で、物流が埋もれる理由】
ものづくりワールドに集まるのは、設備や部品、技術を見に来た製造業の方々です。物流は来場の目的の中心ではなく、ブースの前を通っても「うちには関係ない」と思われがちです。
しかも倉庫や運送は、その場で手に取って試せません。カタログを並べるだけでは、通路を歩く方の足は3秒で止まりません。名刺を集めても、何にお困りかが分からなければ、会期後のご連絡は続きにくくなります。
【これまでになかった「お試し」を、会期の前に形にする】
触れて試せないなら、小さく試せる約束をつくる。誠幸運輸倉庫さまと会期の前に話し合い、これまでになかったお試しのサービスを2つ形にしました。倉庫スポット保管10日間無料と、お試し運送1便50%オフです。
展示会の場で「まず試してみる」という一歩を選べるようにしたことが、会期中の見積りのご依頼と、お試しのご依頼につながりました。
【悩みの場面から入る、マンガとアニメ】
アンシャントマンは、マスコット「セイコちゃん」を軸に、倉庫編と運送編の2本のマンガと、それをつないだショートアニメ(約3分40秒)を制作しました。
描いたのは、製造業の出荷担当の方が実際につまずく場面です。製品の置き場が足りない。納期でいつも慌てる。大型の鋳造品の運び先が決まらない。
背面と側面のグラフィック、等身大パネル、マンガ冊子まで同じ物語でつなぎ、衣装をまとった要員がマンガを手にご案内しました。テレビの位置を前に出してからは、アニメの前で足を止める方が増えていきました。
アンケートで「セイコちゃんというキャラがわかりやすい」を選んだ方は19件。堅い印象のある製造業の展示会でも、キャラクターとマンガは足を止める入口として働きました。
【リードを集めるのでなく、潜在ニーズに氣づいていただく】
アンケートの選択肢は、マンガと同じ悩みの言葉でそろえました。「置き場に困っている」「納期で慌てている」に自分で印を付けることが、触れて試せないサービスのデモの代わりになります。
困りごとに印を付けた29件のうち12件がご依頼に進み、書かなかった42件からは3件でした。来場の目的が情報収集や業界動向の把握だけだった42件からも、5件のご依頼がありました。
「見て回るだけ」のつもりだった方が、楽しく読んで、答えるうちに、ご自分の現場の悩みに氣づく。名刺の枚数を競うのではなく、楽しい体験の中で潜在的なニーズを表に出し、「試してみたい」という動機を高めることができました。
マンガに描いた悩みと重なる回答41件からは前向きなご意向が22件、重ならない30件からは0件です。そして選ばれた決め手は、「倉庫から運送まで」「半製品も預かる」という、誠幸運輸倉庫さまのサービスそのものでした。
物語は、来場者がご自分の悩みに氣づく入口になり、その先で選ばれるのは、お客さまのサービスそのものです。
【会期中も、毎日直す】
要員2名が毎夕日報を書き、翌朝の朝礼で誠幸運輸倉庫さまの皆さまと、テレビとパネルの位置、声のかけ方を見直しました。最終日は、いちばんに伝える言葉を全員でそろえました。ブースを拠点に、交流会や出展者の方へのごあいさつからも、出会った方をその場でブースへお連れしました。
アンケートは18件、25件、28件と日ごとに増え、ご依頼も3件、5件、7件と増えました。
【会期の後も、ご縁を育てる】
展示会の成果は、会期の後に決まります。ご依頼くださった方には、まずお困りごとを丁寧に伺います。お試しから取引へ進むかどうかは、お相手に選んでいただくものです。
今は時期ではない方には、セイコちゃんのマンガで物流のお役立ち話を届け、いざという時に最初に思い出していただける関係を続けていきます。
【展示会を考えている経営者の方へ】
「出展しても、名刺が増えるだけで終わってしまう」「うちのサービスは触って試せないから、展示会では伝わりにくい」。そう感じている会社ほど、物語から入る展示会が合います。
会期の前に、何を試していただくかを決める。会期中は、楽しい体験の中で悩みに氣づいていただく。会期の後も、ご縁を育てる。誠幸運輸倉庫さまと歩んだこの流れは、業種を問わず形にできます。
まだ展示会に出たことはないけれど、一度やってみたいという方にも、この流れは向いています。どの展示会を選び、何を試していただくか。ブースでどう足を止めていただき、何を伺うか。会期の後にどうご縁をつなぐか。キャラクターとマンガを軸に、出展の前から後までを一つの流れとして一緒につくるので、初めての出展でも、ゼロから一人で考える必要はありません。
マンガを描いて終わりにしません。
貴社の次の展示会、あるいは初めての展示会で、何が伝わり、何が伝わっていないのか。まずはペルソナ体験で、一緒に整理してみませんか。
展示会マンガプロジェクトの詳しい内容は、こちらでご紹介しています。
https://www.mangaculture.com/exhibition/