
ボンジュール、アマンディーヌです 🌹 連載「推し活される会社へ」、第4話ですよ。前回は、広島の包装用品総合商社・株式会社やしきさまのマンガ「MISSION:救え!キッチンカー」が、シナリオとラフ画のやりとりを経て完成するまでをお話ししました。でも、やしきさまの物語は「作って終わり」ではないんです。今回は、完成したマンガが活躍する現場の舞台裏をお届けしますね。
1.発信は、社内共有から始まった
マンガが完成したあと、やしきさまの社内ではブランド力向上チームが発足しました。営業のメンバーに、入社2年目の若手も加わったチームです。そして決められた順番が、「まず社内で共有し、それからお客さまへ発信する」でした。
会議のメモには、「やらないことリストを作る」という一行も残っています。あれもこれもと手を広げる前に、やらないことから決める。発信のスタート地点が、とても丁寧なんですよ 📖
2.名刺の裏に、物語への入口
具体的な一歩は、HPのリニューアルと、名刺の裏のQRコードでした。ここで会議が立ち止まったのは、「そもそも名刺の目的は何か」という問いです。答えは、名前と顔を覚えてもらうこと。QRコードだけでは、覚えてもらえません。キャラクターや似顔絵が添えられていた方が、確実に覚えていただけるんです。思い出してもらえる会社になる順番は、中小企業が第一想起を取る方法の記事にまとめました。
たとえ初対面でも、次にご連絡した時に「あのマンガの名刺の…」で通じる。名刺の裏の小さな入口から、光ちゃんの物語が始まるんですね ✨
3.冊子、チラシ、セミナー、SNS——複数の入口を試す
このマンガの活躍の場は、冊子、チラシ、セミナー、SNSと多彩です。会議で共有されたのは、「単発の手段では効果が出ない」という考え方でした。HPも名刺もチラシもご紹介もSNSも、複数の手段を試しながらあたりをつけていく。目的は、顧客体験(CX)——やしきさまと関わる心地よさそのものを感じていただくことです。単発で終わらせずに続ける形は、ファンが育つ連載漫画マーケティングの考え方でも触れています。
マンガに、補助金やパッケージデザインのヒントといったお得情報を添えて届けるニュースレターの構想も生まれました。物語が、お客さまの役に立つ情報の運び手にもなるんです。
4.「渡したら、2〜3分黙っておく」
そして、わたしがいちばん心を動かされたのがこの決め事です。会議のメモには、チェック印とともにこう残っていました。「マンガを渡して2〜3分黙っておく」。沈黙が怖くて喋り続けてしまうのを、やめる。説明で埋めるのではなく、お客さまがマンガを読む時間を、営業が信じて待つのです。
語るのは営業ではなく、光ちゃんの物語。マンガを本当の主役にする覚悟が、この一行に詰まっていると思いますよ。目指すのは、既存のお客さまへのルート営業だけだった毎日から、まだ取引のないところから相談される未来への一歩です。その先で届き始めたご縁のお話は、第5話「マンガが結んだご縁」に続きます。
株式会社やしき(広島市西区商工センター)。包装用品総合商社。「地球、人、包む。」をコンセプトに、規格品からオリジナルパッケージ、販促ツールまでの企画・提案を行う。公式サイト:https://yasiki.co.jp/
物語のある会社づくりを、一緒に始めませんか
アンシャントマンでは、キャラクター制作からマンガ・展示会・採用への展開まで、お客さまの物語づくりを一氣通貫でご支援しています。
最後に、ひとつだけうかがわせてください。
作った資料を渡したあと、御社はどのくらい黙って待てますか。
すぐ売り込みたくなるなら、そこが分かれ目です。いま配っている資料を1つお持ちください。
この会社の物語をもっと知りたい方へ。
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