最後に、ひとつだけうかがわせてください。
求人を出してから今日まで、応募は何件届きましたか。
ゼロなら、足りないのは条件ではなく知る機会です。配布したいエリアを1つ決めてご相談ください。

夕方、自宅のポストを開ける。電氣代のお知らせ、ピザ屋のチラシ、水道修理のマグネット。その間に、一冊の薄いマンガが挟まっている。台所で夕飯を待つあいだ、なんとなくめくり始める——求人サイトの外で採用が動き出す瞬間は、いつもこんな、なんでもない夕方です。
「掲載しても応募ゼロ」は、貴社のせいではない
求人サイトにいるのは、いままさに仕事を探している転職顕在層だけ。労働市場のほんの一部を、全国の求人が奪い合っています。検索結果は給与・休日・知名度で並び替えられ、条件勝負になった瞬間、目に入るのは大手と好条件の会社だけ。さらに登録者のもとにはスカウトメールと電話が洪水のように押し寄せ、貴社の求人は読まれる前にその洪水に沈んでいきます。どれだけ作り込んだ採用LPも、検索してたどり着いた人にしか存在しません。この「見られない」が起きる理由は、採用サイトが見られない理由と入口の設計の記事で解説しています。応募が来ないのは魅力不足ではなく、「探している人だけを、全員で奪い合う」構造そのものが原因です。
転機——「探していない人」に目を向ける
労働市場の大多数は、「今すぐ転職活動はしていないが、条件が合えば・近所なら・良い会社なら動く」という潜在求職者です。今の職場に不満はあるがサイトに登録するほどではない人。子育てが落ち着いて「近所で働けるなら」と思い始めた人。この層に求人サイトもスカウトメールも届きません。届く接点はただひとつ、自宅のポストです。
それでも、最初は誰もが疑う
「チラシで人が来るんか」。鉄工業の前田機械さまの採用も、その疑いから始まりました。求人サイトでは応募ゼロ。採用マンガを地域へポスティングし、ハローワークと併用する——遠回りに見える一手に踏み切って、プロジェクト開始から1ヶ月10日(配布からは10日)で、工場見学の申し込みという初応募が届き、採用に至りました。現在は第2弾を継続運用中です。
なぜポストのマンガは読まれるのか
応募の決め手は、その会社で働く自分の姿をありありと想像できることです。ところが会社の中身は、外からはブラックボックスのまま。マンガはその中身を物語として開示する装置です。ポスティングと組み合わさると、次の4つが働きます。配り方そのものの設計は、ポスティングチラシの反応率を上げる方法の記事にまとめました。
- ポストの中では主役になれる——求人サイトでは数千件の1件。ポストに採用マンガはまず入っていません。競合ゼロの接点です。
- 捨てられる前に読まれる——文字だらけの求人チラシと違い、マンガは目に入った瞬間つい読み始めてしまいます。
- 家族が読む——配偶者や親が「ここ、あなたに合うんじゃない?」と勧める。地元採用では家族経由の応募が実際に起こります。
- 通勤圏だけに配れる——「工場から自転車15分圏内」のように届け先を設計でき、定着まで含めて無駄がありません。
成果を分けるのは、制作ではなく運用
正直にお伝えすると、AIの進化でマンガを「作る」こと自体は誰でも安価にできる時代です。成果を分けるのは、誰に・どこに・いつ何度・どう改善しながら届け続けるかという運用で、私たちの仕事はこの全体を回す採用マンガプロジェクトです。作って渡して終わりにしないから、取り組みは第2弾へ続いています。
よくある質問
Q. どのくらいの部数・期間で考えればいいですか?
採用したい人数と通勤圏の世帯数から逆算して設計します。まず貴社の状況をお聞かせください。
Q. 都市部でなくても効果はありますか?
むしろ地方・郊外の「地元で働きたい人」を採るのに向いた手法です。地域を絞れることが強みだからです。
Q. 反応はどうやって測るのですか?
チラシ経由の応募導線を設計し、反応を見ながら配布エリア・内容を改善していきます。ここが「運用」の中身です。
貴社の通勤圏で、いまも続いていること
いまも、貴社の通勤圏のどこかのポストに、他社のチラシだけが届き続けています。潜在求職者との接点を持たないまま過ぎる一日一日が、静かな機会損失です。
貴社の働く日常を描いた一冊のマンガが夕方のポストに届いたとき、台所でそれをめくった誰かの中で、「ここでなら」の想像が始まります。
同じ通勤圏で、応募ゼロから動き出した会社があります。
参考実績
参考ブログ
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