社長必見!営業・求人〜組織マネジメントまでインパクトを与える

TOP > ブログ > 講演会は、どうだった??日本のマンガ文化は、フランス人をも魅了する ~アンシャントマンが見るその実態と活躍の舞台~

講演会は、どうだった??日本のマンガ文化は、フランス人をも魅了する ~アンシャントマンが見るその実態と活躍の舞台~

こんばんは。

このブログ・・・最近は、作家様からも見ていただいているとのお声をいただいております。
ありがたい限りです。と同時に、身が引き締まる思いです。

昨日、行われた講演会・・・

簡単に、どんなものだったのかお伝えします。

まず、午前中は、講演内容とのにらめっこ( ̄▽ ̄)
午後、午前の講演会を終えたS弁護氏と先生方で昼ごはん。
軽く海外へマンガを発信する思いと会社設立の定款と契約関係について触れました。

で、打ち合わせ準備と作品提供の方に事業説明。
不安な点を少しでも減らしていただいたのでは!?と思います。
この時点ですでに講演15分前。

講演会場手前で、制作展をしていた、人っ子1人しかいないようながらんどうの教室を指差し・・・ここで講演ですか??としらばっくれる私め、へへ( ̄▽ ̄)√

で、5分前には303号教室に到着。ここまで全くリハなし。
動作チェックもまかせっきり(o ̄∇ ̄)o

教室に入る直前に、「すでにいっぱい集まってますよ」との言葉に、やや苦笑い!?
で、入ってみると教室の奥まで、埋まっているやないですか!?

総勢120人~130人くらい

みんなよくぞ集まってくれた・・・
まあ、先生方のおかげですが。
そこから、準備にいそしむ振りをして下ばっかり見る小心者の私め(いや、本当に準備をしていたんですがね)。

用意したのは、
①パワーポイント
②POLYMANGA(ポリマンガ)の画像・映像たち
去年留学時に参加したスイス初のマンガイベント・・・来場6000人
③EPITANIME(エピタニメ)の画像・映像たち
同じく去年留学時に参加したパリのマンガイベント・・・来場7000人
※今月26日晩~28日にかけてあります。出展します!今月パリに行きまっせ。

まずは、アンシャントマン(enchantement)とは、なんぞや!?から始まり

そこでは、こんなこと言いました。
enchantement (フランス語)

enchanter:大喜びさせる、魅了する
Je suis enchanté de faire votre connaissance.
「はじめまして(お会いできてうれしく存じます)。」

→「歓喜、魅惑的なもの、魔法をかけること」

そこから、日本のマンガは、世界中の人々を魅了してやまないもの
との思いで、この名前を付けたと説明しました。

そして、私めのプロフィール※略

で、フランスの市場(日本のマンガの)は、アメリカよりも大きかったということ(2004年度)を伝え・・・

ここでフランスのマンガイベントを紹介!

いやあ、このブログでは、データの容量が大きすぎてお見せできませんが、
ここで、皆さんにいっぱい笑っていただきました。

途中、パワポのトラブルにも関わらず、実際のマンガイベントの生の映像は、いろんな意味で皆さんを驚かせたことと思います。
フランスで販売されている日本のマンガ、フランスのマンガ、マンガ情報誌もお見せしました。

向こうのコップレイヤーの画像・映像は、無論・・・

深夜1:30ごろに、『ハイスクール奇面組』や『X』の主題歌大合唱には、みなさん喜んでいただきました。

スイスのイベント内のゲーム会場で懸命に踊る子が後ろ姿しか映っていなかったことから、
I先生の突っ込み・・・振り返ったら長州小力!?の突っ込みに大爆笑!

そういえば、フランス人が踊るパラパラもお見せしました。

で、ちょっとだけ堅い話、フランス(ベルギー含む)固有のマンガ文化、バンド・デシネ(BD)の歴史や日本のアニメがフランスに入るきっかけとなったTV局の民営化を文化大臣推移の歴史表で確認。

最初に入った日本のアニメは、手塚アニメだった話や※タイトルは、諸説あり
『ゴールドラック』(邦題:UFOロボ・グレンダイザー)』の爆発的人気。
日本のアニメを大量に買い付け、小学校が休みの水曜日や帰宅後の夕方を狙って一斉に流したTF1(フランス1チャンネル)超人気番組『クラブ・ドロテ 』・・・を紹介。

で、文化摩擦となったセゴレンヌ・ロイヤル社会党議員の日本アニメ批判
※次期大統領候補と言われているほどの人気者かつ実力者

“Le Ras-Le-Bol Des Bébés Zappeurs , Télé-Massacre, L‘overdose ?”(チャンネルを次々に切り換える子供には、もううんざり、テレビの殺戮(シーン)、それは、やりすぎでは?)

そのような抵抗の歴史を説明しました。

これは、今年提出した修士論文から引用しています。

あとは、自分の事業説明でした。

昼ごはん後の眠たい時間に、みな飽きずに良く聞いてくれました。
よく集中してくれたな、と思います。
ボソッ;関西人的なのりのせいかも!?

時間は、ピッタリ1時間30分で終わりましたが、やや言い足りなかったです。
それは・・・

世界中で、日本のマンガがメインのイベントが多数存在します。
日本人は、そこに積極的には関わっていません。
たとえば、主催者としてなど・・・
個人や企業ブース出展は、ありますが・・・

で、日本のマンガはおよそ5000億市場ですが、その内実は過去の切り売り(例.『北斗の拳』は、いい作品ですがコンビニで何度となく売られてきたことか!?)やったり、一握りの新人作家さんの作品のみが、売れている状況です。
この数は、言っても数百人でしょう。

でも、いわゆるコミケって何十万人もの人を集めアマチュア作家さんは、たくさん存在します。

ここにギャップを感じました・・・。

今の時代は、日本では、飢え死にしにくい社会です。
生きていくことよりも飢え死にするほうが、困難です。
そんな、モノがあふれた世の中で、創造するという行為は、昔に比べ、難しくなっています。
技術面ではなく、精神面で。

これは、マンガを描く人にも言えると思います。
今は、「どうしても世の中に訴えたい」ということを作品にあらわすのは、困難やと思うのです。
だかたらこそ、その強烈な動機付けとして、海外で人気なマンガのメッカの国の人間として活躍して欲しいのです。
だって、彼ら海外の人たちは、日本が何一つ強制せずに、自ら勝手に日本のマンガを好きになり、ファンになり、イベントを作ったり、流通・出版ルートを作ったりしたのです。
政府が規制しても・・・。

それほど、日本のマンガってすごいんです!
これが、『文化の力』やと思うんです。

こんなすばらしい事業は、自分だからこそできると思っています。

こうやって1つ1つ、話をさせていただいた中から、海外の人を魅了する作品が必ず出ると、勝手に確信しています。
これは、結果であらわします。

この講演会の模様は、大阪デザイナー専門学校のHP(http://www.odc.ac.jp/top.html)でアップされる予定です。
また、決まりましたら、ブログに載せますね。

では、では。

PAGE TOP