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【鉄道】南海電鉄 時空アドベンチャー めざせ!天空の聖地 高野山

クライアント

南海電気鉄道株式会社さま

業種

鉄道

サービス内容

マンガカルチャー

目的

高野山という幻想的な天空の宗教都市により多くの人が便利にお参りできるよう南海電鉄が会社の存続を掛けながら鉄道を敷いた歴史を描くことで沿線に愛されるブランドを醸成すること

ターゲット

南海沿線の住民

メディア

小冊子、HP、SNS

作家

隣野ゆうま

コメント

1.お客様について
1885年創業、純民間資本としては日本最初の私鉄であり、大阪で100駅を擁し営業キロ程 154.8kmの南海電鉄さま。
中期経営ビジョンに従って、南海電鉄さまのブランディングのマンガとなりました。広告ではなく沿線の子供たちに向けた展開で沿線の小学校に2万部配布され、なぜ高野線をつなげていったのか?がわかります。

2.導入の背景
南海電鉄さまは、『南海グループ経営ビジョン2027』2018年度~2027年度(10年間)で「満足と感動の提供を通じて、選ばれる沿線、選ばれる企業グループとなる」という方針を掲げてられていました。
ただ、当初マンガは観光や広告のイメージで止まっていました。そのため弊社が関わらせていただく前から高野山の観光マンガは既に存在しており、また途中外国人観光客向けのインバウンドマンガもできあがっていました。
ここで仕切り直しがあり、沿線の子供たちに、幼い頃から地域の歴史や魅力に親しんでもらい、誇りや愛情を醸成して「選ばれる沿線」となることと定義することでブランディングを表現するという位置付けになりました。目先の利益ではなく中長期的なビジョンを達成するための役割を担うマンガとなったのです。
そのため、ターゲットも決まって小学生高学年となりより具体化されました。そもそも広告では単発となりビジョンの体現からほど遠いことから広告に見えないマンガという設定としました。
それが、100年後の未来から時空物語研究所の記者がタイムワープで現代そして過去の歴史を取材するという壮大なスケールのSFマンガです。
これは、ビジョンの核となる「選ばれる沿線」となるためには「電車に乗る」ことや「電車そのものの性能」「利便性」という機能面だけではなく、お大師さま(弘法大師・空海)信仰の市井の人々のために赤字路線だったのにも関わらず綱げていったことや敵対していた武将同士のお墓があるほどに信仰が厚かったことなど…南海電鉄さまの思いを感情の起伏を伴って伝える最良の媒体となったのです。

3.活用方法
冊子として、沿線の学校へ教育委員会を通して2万部配布。実際にホームルームでマンガが読まれている写真も掲載されました。
https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/201130_1.pdf
児童のみなさんも楽しく読みやすく南海電鉄さまの思いを載せた歴史を知っていただく機会となり、沿線の魅力を改めて深くする機会となりました。教員の方からも好評をいただきマンガの描写表現や物語が大人にも勉強になるという評判でした。

4.導入後の展望
当初は沿線の住民…特に小中学生を想定したものでしたが、広く一般公開しようということになり南海電鉄さまHPおよびtwitter等でもマンガ自体が読めるように公開されました。沿線の方々にとって当たり前が当たり前でなかったことによりより選ばれる沿線としてそして、愛される沿線としてその歩みを続けられます。
100駅にも物語が繋がる構想が出ていますので将来が楽しみですね。

リンク

http://www.nankai.co.jp/traffic/branding-comic.html

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