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京都国際マンガミュージアムに行ってきました!

京都国際マンガミュージアム
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公民協働(PPP=Public-Private Partnership)の考えに基づいて、京都精華大学が京都市に持ちかけた共同事業で2003年~展開し、このたび11月25日、開館となりました。
主として、国内外のマンガを所蔵し、研究施設の機能がメインです。

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比較的、自由に書物に触れることができました。もちろん一部のものは、ショーケースからしか見られませんが。

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中でも『世界のマンガ展』では、日本国内のマンガの歴史やそして海外のコミック、風刺漫画を取り上げていました。

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特に注目したのは、やはり海外のコミックです。

いまや日本のマンガの影響力は大きく、海外のコミック文化に日本のマンガ文化が、入り込んでいる状態を温度の差こそあれ、各国とも見せていました。
日本から、見た見方なので、一面的だという指摘もできないわけではないですが、自分の経験・研究から言ってもどうもそうではなさそうです。

また、今回、雑なエロマンガは、散見されませんでした。
全体的に、マンガ「一般的な」提示には、成功したようです。
広く浅くといった感じでした。
それでも海外のマンガ事情を一堂に見られる機会そうそうないので良かったです。

今後は、
1、各国におけるマンガの問題点
これを深く掘り下げ、その中でマンガの功罪などもどんどん出てくること思います。
・日本国内だけでも、有害図書問題、視聴者への影響力、漫画家やアニメーターの世界で有力な新人が育ちにくい構造的問題・・・
・海外では、海賊版問題、文化摩擦、版権問題・・・
など数えたらきりがないくらい重要な問題が横たわっています。

2、漫画家や原作者にクローズアップ※敬称略
作品の背景には、この2者への探求が必要です。
一部の人にしか知られていませんが、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるは、戦争で左腕をなくした経験が作品に生かされていると聞きます。
また、「銀河鉄道999」の松本零士は、風呂を1年以上も入れないほどの極貧生活を経験しています。彼は、時間に対する考え方・・・もっと言えば、命の期限について深い考えを展開しています。
また、手塚治虫は、大阪大学医学部を卒業していますが、彼の自叙伝を読むと、「生命」に対するあくなき追求と深い熟慮が伺えます。
このように、ある時代の漫画家を切り取ってみても、その人生経験が深く、そしてマンガに有形無形に反映している場合があります。
また、日本のマンガが海外にどのように浸透していったのか・・・これもどんどん各国の研究者が発表できる機会があれば、もっと良いでしょう。
ちなみに、フランスなら、修論でも書いたので自分が手を挙げたいですが・・・汗;。

3、将来のマンガ
今回新しい試みとして、週間少年ジャンプ、第1回デジタルマンガ賞受賞作品がありました。クリックで自分で操作しながら読むデジタルマンガです。効果音や注釈などの機能が付いていました。
イメージとしてコマ送りのマンガをゲーム感覚で見る感じでした。
ただ、これはごく一部の作品形態を取り上げただけなので、携帯マンガやWEB上のダウンロード販売物などいろんな観点から考察ができそうです。

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外観は、小学校を改装したものですが、新館の雰囲気が漂っています。
中に入れば、床がギシギシいったり、趣がありますが(笑)
外観

で、最後にエントランスです。
エントランス

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